こんにちは!
寒波襲来で、雪が積もっているところもあるとかないとかで、外へ出るのがおっくうになってしまいますね。
当院では、感染症や化膿しているような状態の症例に抗生剤を投与することも多いのですが、どうにも効きが悪い時があります。
その時には、感染部位から膿などを取って、そこについている細菌を培養する検査をすることがあります。
培養した後に、どの抗生剤が効くかを調べる「薬剤感受性試験」を行い、現在投与している薬より効く薬があれば、それに変更します。
病院で行うため培養条件が限られておりますので、すべての細菌が培養できるわけではないので、悪さをしている菌が必ずしも増えるとは限らないのですが、外注検査より結果が早く、安価でできるというメリットがあります。
実際、検査結果に基づいて薬を変更して、ピタッと良くなる子もおりますので、検査する意義は十分あるのではないかと感じております。
白いのが増えた細菌です。丸い薬剤のディスクの周囲に、ぽっかりと隙間があるのが、効いていると思われる薬です。
外耳炎や、皮膚炎でも実施することがあります。
強めの薬を使う場合の「根拠」ができるため、飼い主さんにとっても良いのかなと思います。
大阪府茨木市もみじ動物病院 http://www.momiji-ah.com