こんにちは。2023年は寒い冬でしたね。雪も積もって、本当に大阪か?と思うほどでした。
先日、話題の映画、THE FIRST SLAMDUNKを観てきました。
スラムダンクといえば、バスケ漫画の金字塔、不朽の名作です。原作が終わって26年もの歳月が経ってからの待ちに待った映画化。しかも作者の井上雄彦先生自ら監督するとのことで期待しかありませんでした。
しかも僕はスラムダンクど真ん中世代、むしろスラムダンクを読んでバスケ部に入ったクチです。もちろんスラムダンクの漫画は連載時にリアルタイムで読んでコミックスも読んで、さらに大人になってから買い直して読んでいます。 何回読むねん。
実際の映画は、ネタバレになるので詳しくは言いませんが、最高でした!
エピソードと試合のシーンの融合が絶妙で、特にバスケやってた人なら試合のシーンは「すごくリアル!」と思わずにはいられない出来でしょう。
音楽も素晴らしく、まさに名作の名に恥じない作品でした。さすが井上先生!
ちなみに、僕が漫画のスラムダンクで好きなシーンは、脇役の「メガネくん」こと木暮くんが試合を決定づけるシュートを決めるシーン。相手の田岡監督が「あなどってはいけなかった。やつも三年間頑張ってきた男だった」と悔いる場面は、僕ら弱小バスケ部でくすぶっている少年たちには響きました。
「そうだ、俺たちも三年間頑張ってるんだぞー…」と。
このシーンはおそらく93年のNBAファイナル、神様マイケル・ジョーダン擁するシカゴ・ブルズが勝てば優勝という第6戦のオマージュでしょう。
2点差でブルズが負けていた残り数秒、ボールが渡ったのはジョーダン、ピッペン、グラントのスター選手のいずれでもなく脇役のジョン・パクソンでした。白人で運動能力も高いわけでもなく、それまでサポートに徹していた見た目普通のおじさんシューターがスリーポイントラインの外から放った一投は、綺麗にリングへと吸い込まれていきました。
パクソンによる土壇場の劇的な逆転劇でブルズは優勝を決めました。
それまで地道に頑張ってきたロールプレイヤーが最後に日の目を見るこの場面を知っているNBAファンは、木暮くんのシーンを初めて読んだとき、ニヤリとしたはずです。
今回は、ちょっとマニアックな話になってしまいましたが、スラムダンク、映画も漫画もオススメです。